【アニメレビュー】 狼と香辛料 第5話「狼と痴話喧嘩」

　ツンデレ狼神ホロに萌えるアニメ「狼と香辛料」。今回は、今期放送されている作品全ての中でも、最高のニヤニヤ回。

　話の内容としては、前回ライバル側の商会に拉致されたホロを救出する話なのですが、結局ホロは、味方側であるミローネ商会の協力で、割と簡単に奪回できてしまいます。

　そして、その後・・・。傷心のホロ様による、凶悪な「ツンデレ攻撃」が始まります。Ｂパートのほとんどが、ツンデレ。そしてまたツンデレ。おそらく、このツンデレ波状攻撃で全国３万人のホロ様教徒が死亡したと予想されます。それくらいにすごいツンデレが展開します。というか、前回の振りは全部このツンデレのためのフラグだった訳ですな（＾＾；

　とりあえず、今期でやってるアニメの中で、最強のツンデレ回です。ロリババア（ナイトウィザードで出来た造語）キャラのツンデレを見たい人、盛大に萌え死にたい自殺願望のある方には、是非見てもらいたい回です。

　なんというか・・・。後半のツンデレの描写があまりに凶悪なので、前半の「商人としての腹の探り合い」「読み合い」とかのエピソードとか、あと村娘のクロエに「遺物」として切り捨てられる宣言をされるエピソードとかが、全部、視聴者の頭の中から吹っ飛んじゃってるんですけども・・・（＾＾；

　まぁ、深読みすれば、ホロはもう気の遠くなるくらいに長い年月、土着の神様として一人でぽつねんとしていたわけで、こういう状況に陥れば（作中でも言ってますが）、感情が妙に昂ぶってしまうでしょうし、もうちょっと言うと、こういうやりとりをわざと楽しんでるんでしょうね。

　さて、もう完全に、ホロ様に萌えるアニメとして定着した訳ですが、今回、これだけ盛り上がったところで、次回は盛大に「落とされる」回のようですが、果たしてどういう話になるのか・・・。