【アニメレビュー】 ARIA The ORIGINATION 第11話

　今回は「ＡＩＫＡ」と「ＡＬＩＣＥ」の「ＡＲＩＡ」。

　今回はＡパートとＢパートの二本立てです。

　Ａパートは姫屋の次期跡取りと目される「藍華」のお話。前々話でアリスがプリマになったことで、否応無く比較されてしまう藍華。

　やきもきする晃と対照的に、藍華は、周囲の視線もどこ吹く風で普段以上に練習に打ち込みます。

　元気バリバリ君で向かうところ敵なし状態を自負する藍華ですが、それを見ている晃のほうが耐え切れずに、つい藍華を励まそうとするのですが・・・。

「今なら私、どんなに厳しいことを言われても大丈夫です！」と、本当にやる気に燃えていることを知り、取り越し苦労だったことを知ります。

　ちなみに、ここの、「今なら私・・・」というくだりは、以前にアリスがプリマへの昇格試験を受ける回もあった台詞ですね。この台詞のお陰かどうかはわからないのですが、晃は藍華がプリマ昇格の試験を受ける資格があることを確信し、藍華に試験のことを告げ、かくして、薔薇の女王（ローゼン・クイーン）の試験が始まろうとし・・・。

　・・・ってあれ？　次回予告を見るに、来週は灯里のプリマ昇格試験の回っぽいのですが・・・。ありゃ、藍華のお話はこれで終わりっぽいですね（＾＾；；；

　あらら・・・（＾＾；　アリスにはあんなに回を使ったのに・・・。これがキャラ人気の差なんでしょうか・・・。

　そして、Ｂパートは今最も話題の若きプリマ・アリスのお話。

　毎日毎日多忙を極めるアリス。プリマとして、ウンディーネとして、仕事のやりがいも感じているアリスですが、あっという間に過ぎ去っていく毎日に戸惑いを隠せません。

　今まで共に時間を過ごしてきていた、灯里、藍華の二人とも、多忙のためにずっと会っておらず・・・。

　ぶっちゃけたところ、アリスは寂しくてたまらないのですが、生来の気の難しさとシャイさ加減が邪魔をして、素直に「会いたいです」と言い出せず、会うきっかけを作れません。

　そんな毎日が続くと、やっぱり、アリスの悪い癖が発病して、アリスのネガティブスパイラルがどんどん加速していきます。

「これから会えないのかな・・・」





「寂しいよう・・・」


　ここのシーンでは、私を含む全国３５万人のオレンジプリンセスファンが大号泣したといいますが、まぁそれは置いて。

　気を取り直して自室に戻ったアリスは、そこで灯里、藍華の二人と遭遇するのですが、その時に放った言葉が・・・。

「こんな時間になんの御用ですか？」

　まぁ・・・その・・・アリスはこういうキャラですからねｗ

　こうして、３人は友情を確かめあい、今後も一緒にいることを誓い合います。

　そして、その光景を暖かく見守るアテナ神の姿が・・・。全てアテナ神の配慮なのは言うまでもないでしょう・・・。この作品は神が多いですね・・・。

　そして、来週はついに唯一神アリシア菩薩がついに登場・・・。物議をかもした、例の灯里プリマ昇格試験のお話ですね・・・。

　今回も非常に良かったです。特に今回の背景はスタッフに死者が出たんじゃないかと心配するほどの出来でした。まぁ、一部写真トレースはあったみたいですけど、それでもこのクオリティであれば文句のつけようもありません。

　この作品は終ってしまうのがおしいですね・・・。まぁでも、原作も終わってますし、実際原作のエピソードもあと２話分しかないようなので、今回で大団円で終わり、なんでしょうね。