【アニメレビュー】 PERSONA ペルソナ -trinity soul- 第10話

　えーと。ペルソナの神一歩手前回です。素晴らしい内容です。そして、長男株ストップ高の回です。

　今回は、前話パラレルの同時進行のお話。前話は次男のシンがメインのお話でしたが、同じ時間軸で、長男のリョウと三男のジュン、そして敵側のスパイであるマユリの、ちょっとヘンなトリオの休日が描かれます。

　次男のシンが出かけてしまって、手持ちぶさたなジュン＠三男。ジュンはリョウ＠長男を映画に誘おうとしますが、いつでも忙しい長男はなかなか誘えずじまい。ところが、そこにマユリが牛丼を携えて登場します。

　そして、リョウ・ジュン・マユリの三人で牛丼を食べるという、不思議な食卓になり・・・。ついでに、どう見ても真面目キャラのマユリが牛丼をかきこむというすさまじい絵になります。

　和んだ場を見て、ここぞとばかりに、リョウを映画に誘うジュン。こうして、３人は子供向けの「どうぶつ映画」を鑑賞にでかけ・・・。





　長男大号泣。

　こうして、３人の奇妙な休日は終わりを迎えようとしますが、今回はまだ話は終わりません。

　ここでさらに超展開。以前にリョウとのペルソナ同士の戦いで敗れ、死亡したはずのトウマが襲撃してきます。

　ここのＢＧＭ無しで始まる緊迫感あふれる戦闘シーン、特にはリョウのペルソナが発動するまでの演出は秀逸です。素晴らしいです。

　話を戻して、実は襲ってきたトウマはマユリの思い人であり、マユリはトウマの敵をとる、という狙いもあってスパイになっているのですが、ここでなぜか、トウマは味方であるはずのマユリも襲ってきます。

　トウマを一蹴するリョウですが、今度はさらに、例の赤い服の少女が現れ・・・。

　リョウはこともなげに少女の頭をペルソナで貫いて消滅させます。

　そして、この行為は前話で「むこう側」に取り込まれそうになっていたシンを救う結果になります。

　そして、以下次号。

　今回はすごい超展開でした。しかも、前話とパラレルになっているという多重構造。本来、超展開はこうあるべきだと思いますね（＾＾；　


　今回は、素晴らしい回でした。神回をつけてもいいくらいです。まぁ、謎が解決されて「ああそうだったのか！」が無かったのでつけませんけど、演出と構成がすばらしいです。中ボスとの戦闘でもないのに、ここまで持ち上げられるのは、本当に素晴らしいと思います。制作グッジョブです。

　大絶賛です。