【アニメレビュー】 PEROSNA ペルソナ 第09話

　ダーク＆スタイリッシュ作品「ペルソナ」。今回は戦闘も無く、淡々と伏線が張られていく静かな感じの回です。

　まず、ジュンが双子であり、兄弟にもうひとりユキという女の子が存在していたことが判明します。そして、ユキは過去に富山で発生した事件（この事件はペルソナ３のことを指しているのかもしれません）で、死亡しており、ユキの脳の一部がジュンに移植されていたことがわかります。

　脳の一部の移植というと、どこの未来富山なのか、という突っ込みはあるかもしれませんが、一応この作品は未来のお話なので、そこらへんは軽くスルーで。

　この脳移植手術・・・ユキを殺し、ジュンを活かすという手術に、長男＠署長が同意していたこと、そしてそのことに罪の意識を持っていること、主人公＆ジュンを遠ざけていたこと理由がそこにあったことが判明します。

　そして、この物語の大きな謎である「くじらの羽の絵本」のことが語られます。数多くの失踪事件の現場に必ず残されている白い羽・・・。そこに見え隠れする「赤い服の少女」・・・。

　ペルソナシリーズの世界観である「あちら側」の存在がおぼろげながらも明らかになっていきます。

　そして主人公一行は、潜水艇の中から人が消えるという怪奇事件が発生した海域に向かい・・・海いっぱいの「白い羽」に遭遇します。

　ここで、待て次号になるのですが、この物語の中で何度も登場している「海」のモチーフは、人間の「記憶の海」いわゆる「深層意識」とかけているのでしょうね。そして、その記憶の海から生まれたのが「ペルソナ」であると、そういうレトリックなんじゃないかと思います。

　そんなこんなで待て次号です。まぁ、今回は伏線の回なんでこんなところでしょう。

　私が今クールで一番好きなキャラであるカナルは、今回１カットだけでした・・・。早くカナルのペルソナが出ないですかね・・・。